Zero Distance (2020)
サウジの映画と映画祭

文化の懸け橋を築く

サウジの映画:おすすめの3本

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芸術が人間の魂の窓であるならば、映画は文化の真髄の窓と言えるでしょう。サウジ映画祭のディレクターをつとめるアーメド・アルムラ氏は、「私たちの物語を伝えるのに、今こそが適切な時期で、映画は最もふさわしい方法です。映画には、詩、音楽、衣装、食べ物、文学のすべてが含まれています。映画を通して、人生のすべてを語ることができます。 」と話します。

 

サウジ・ビジョン2030:映画館と映画

2018年、政府はサウジ・ビジョン2030構想の一環として、30年以上ぶりに王国全土で新しい映画館の営業をはじめました。アルムラ氏によれば、それまで映画は主にVHSやDVDで鑑賞するものでした。また、サウジで製作された映画の多くは海外の映画祭で上映されていました。「今、サウジの映画界には数多くの才能あふれる若手がいます。世界各地で学んだ後、国に戻り、映画界のあらゆる部門で活躍しています。」アルムラ氏はこのように話しています。

アルムラ氏は、サウジ映画祭(2020年にオンラインで開催)が国内の映画製作者にとって成長する資産であり続けることを期待しています。また、海外でサウジの映画産業の認知度が高まることを望んでいます。アルムラ氏によれば、2018年にこの取り組みが始まって以来、サウジアラビアにおける外国映画の輸入はすでに第10位となっています。アルムラ氏はスペインの映画監督ペドロ・アルモドバルの作品の熱烈なファンではあるものの、サウジの定評のある監督から新進気鋭の監督の映画も大いに支持しています。

 

文化をテーマにしたサウジの映画

「サウジアラビアはとても大きな国です。そのため、南北、東西の豊かな文化があります。私たちの遺産について、語れることはまだたくさんあります。サウジアラビアは宝物にあふれています。」アルムラ氏はこのように述べています。1本の映画で文化の全てを語ることはできませんが、ここでは過去10年間に制作されたアルムラ氏おすすめの3本をご紹介します。サウジの暮らしを垣間見ることができるはずです。

 

Haifaa Al-Mansour作 Wadjda

「ワジャ」は、サウジアラビアで初めて全ての撮影が行われたフィーチャー映画です。この長編映画は、サウジの女性監督ハイファ・アル・マンスールが手がけました。あらすじ:サウジアラビア人の少女が、念願の緑色の自転車の購入資金を得るために、学校で行われるコーランの暗唱大会に参加する。その目的は、自転車に乗って男子の友達と競争するためであった。

 

Abdulmohsen Aldhabaan作 Last Visit

あらすじ:思春期の少年ワリードは、中年の父親ナスルと一緒に旅をしている。その途中で、ナスルの父が重病であるとの知らせを受ける。2人はリヤド南部のナスルが生まれた田舎町に向かうが、思いがけない出来事が続き、父子の関係はぎくしゃくする。祖父が危篤の緊迫した雰囲気の中、ワリードは父の後見人に反発する。アルムラ氏は、「父と息子との関係は、サウジ文化の中でも、最も深い最大のテーマの1つです。」と述べています。

 

Abdulaziz Alshlahei作 Zero Distance

あらすじ:2000年代初めのリヤド。情熱あふれる写真家のマジッドは、親友とスタジオを共同で所有していた。すべてが順調であったが、ある日、彼は自分のために処方された記憶喪失の薬を見つける。その理由は不明であった。そして、ある時、赤の他人から見覚えがあると言われ、物事はさらに複雑になっていく。どうやら、前世での知り合いのようであった。マジッドは、答えを見つけながら過去に直面し、自分の恐怖心や親しい人々と向き合っていく。

— Didi Gluck

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