ヨルダンのペトラの南部に位置するナバタイ文明で最大規模の保存のよい遺跡。ほぼ完全な状態の墓石のファサードには、紀元前1世紀に遡る美しい彫刻が施されています。
古代の墓、見事な自然の岩層や峡谷、最先端のアートインスタレーションなどがあるにもかかわらず、アル・ウラーは注目されているスポットとは言えません。ここには、考えを巡らすための時間と空間があります。
しばしばサウジで最大の「公開図書館」と呼ばれるジャバル・イクマには、王国で最も大規模で多様なアラビア以前の碑文のコレクションがあります。
アル・ウラーの風景の中に点在する奇岩群。1つとして同じものがなく、とても抽象的です。
アル・ウラー全域における最も重要な発見は、ダダン王国とリヒャン王国の首都のダダンの町です。
Zahid Travel Groupの社長で、ジェッダで暮らすイタリア系スイス人の駐在員ダニエル・ポンゾ氏は、「本当に信じられないようなものがあります。まるで生きた博物館のようです。何度か出かけたことがありますが、岩の色、砂の色、岩の形などがとてもユニークで、世界にある究極の美しさの1つです。」と話しています。
その昔、アラビア半島と地中海の国々を結んでいた香料の道の貿易の中心地であった広大な22,000km2の領土は、イスラム教以前の王国の歴史を常に思い出させてくれます。ヘグラでは、砂の岩に刻まれたナバタイ文明の完璧に保存された111基の墓を見ることができます。ナバタイ文明は、ヨルダンの素晴らしい都市ペトラも築きました。ポンゾ氏は「ここには他の遺跡のような人混みが見られず、たった1人で眺めているような気分になれます。」と話しています。
アル・ウラーは星空観察に最適なスポットです。アルガラメール(AlGarameel)では伝統的なベドウィンの雰囲気の中で、星や星座についての解説を専門ガイドから聞くことができます。また、それらがアル・ウラーの文化や歴史とどのように関わっているのかについても学べます。
専門ガイドの案内で、岩の多い地形を歩く半日のハイキングに出かけましょう。
リーダーに続いて砂丘を横切りながら、アル・ウラーのユニークな風景の中でリラックスしたサイクリングを楽しめます。
アルファト山の頂上までハイキングをして、眼下に広がるアル・ウラーのオアシスと、何百万本ものヤシの木の忘れられない風景を眺めてみましょう。
AlUla Fresh(農園)では、アル・ウラーでの農業を紹介する素晴らしいツアーに参加できます。果物を摘んだり、種を植えたり、農場のベンチに座って過ごしたりして、自然に帰ってみましょう。
アシャールリゾートには高級ヴィラ、グルメレストラン、スパなどがあります。2021年半ばにオープン。
砂岩の渓谷に囲まれたHabitasのプールデッキ。2021年半ばにオープン。