サウジアラビアの北西部タブーク州の州都であるタブークは、長きに渡りヨルダンやエジプトからの巡礼者の休息地となってきました。柄模様の敷物や山羊の毛で作ったテントカバーが売られていることで知られるトゥワヒーンスーク(Souq Twaheen)からも、その豊かな文化を感じられます。古代の遺跡や、この街の東部で10年間暮らした預言者モーセゆかりの地を探索するために、多くの人々がここを訪れます。海岸線を巡る起点となる、ハクル(Haql)やシャルマ(Sharma)などの魅力的な海辺の町には、澄んだ海と手つかずのビーチがあります。砂漠にある彫刻が施されたマガール・シュアイブ(Maghaer Shuaib)の墓や、マクナ(Maqna)近くにある、ナツメヤシの木の下に天然の泉が湧くモーセの泉(Moses Springs)など内陸にも見どころがあります。ターコイズブルーの海に縁取られたアカバ湾から道路を挟んだ向かいにある、花崗岩の峡谷タイエブ・アル・イスム(Tayeb Al Ism)も見応え十分です。