新鮮な花びらで作られた最高品質のローズウォーター。
ローズウォーターの作り方

ターイフの貴重な産物

サウジのローズウォーター

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ターイフのローズウォーターの特徴とは?

固有のバラから固有のローズウォーターが生まれます。これは、ターイフのバラからは最高品質のローズウォーターが作られることを意味します。ターイフのバラは標高約2,000mの山中で生育するため、そこにある微気候が花の香りに影響をもたらします。「The Essence of Perfume」の著者である調香師のロジャ・ダヴ氏は、「伝統的なダマスクローズの香りに似ていますが、少し爽やかで、スパイシーなアンダートーンは少ないという特徴があります」と説明しています。そのため、ターイフのローズウォーターは、調香師やシェフにとって非常に魅力的で、サウジアラビアの国民からも好まれているのです。
ターイフのローズウォーターの特徴とは?

食&健康においても役立つローズウォーター

「ローズウォーターは、複雑な味わいのサウジアラビアのお菓子や伝統的なコーヒーの隠し味によく使われます。ほのかな花の香りがつき、ハチミツやデーツ、カルダモンなど代表的な風味によく合います。ローズウォーターで香りを付けたラマダンの定番であるムハルビヤ(プディング)は、この独特な風味を最大限に楽しめるレシピの1つです。」料理本の著者であるフェリシア・キャンベル氏はこのように話しています。

この甘い香りの蒸留液は、中世の時代から健康食品や化粧品の原料としても使われてきました。ローズウォーターには抗炎症作用があるため、そのまま、あるいはクリーム状にして肌に塗ると、湿疹や乾癬などの症状を和らげることができます。また、ニキビを抑える抗菌作用もあると考えられています。さらに、殺菌作用もああり、切り傷の消毒や火傷の治療の際にも使われています。また研究によると、ロサ・ダマスケナ(一般的にダマス・クローズと呼ばれ、ターイフのバラに関連がある)から抽出した精油には、抗うつ作用の薬理効果があることが分かっています。

 

自宅でローズウォーターを蒸留する方法

自分だけのローズウォーターを蒸留して、お家でサウジの香りを楽しんでみましょう。はじめに、バラを選びます。バーモント大学エクステンション学部の植物土壌学科によれば、バラ本来の香りが最も強く感じられるのは、色が濃く、花びらが厚いピンクや赤のバラだそうです(ターイフのバラから香り高い蒸留水が得られるのは、この条件を満たしているためです)。用意するもの:蓋つきの大きな鍋(できればガラス製)、鍋よりも直径の小さいガラス製のボウル、氷を入れた袋を数袋。準備ができたら、以下の手順に従ってください。

  1. 新鮮なバラの花びらを水ですすぎ、汚れやゴミ、虫を取り除きます。
  2. 鍋の中央にボウルを置き、その周りに花びらを散らします。
  3. バラの花びらが隠れるくらいの水を入れます。ボウルの中に水が入らないようにしてください。
  4. 鍋に蓋を逆さにして乗せ、液化したものが内側に向かうようにします。蓋がガラス製であれば、蒸留される様子を見ることができます。
  5. 蓋の上に氷を入れた袋を置きます。冷却することにより、液化が促されます。
  6. 鍋をガス台に置き、中火で熱します(鍋の水が沸騰しないよう気を付けてください)。袋の中の氷が溶けた場合は、別の氷入りの袋と置き換えてください。
  7. 使用した花びらの量によりますが、約20~25分で、かなりの量の蒸留ローズウォーターがボウルの中に溜まります。バラの花びらの色が薄くなってきたら、蒸留を終えてください。
  8. ローズウォーターを冷ましてから瓶に注ぎ、冷蔵庫で保存します。

 

ローズウォーターの蒸留工場

さらに大規模な蒸留の過程を見てみたい方は、サウジアラビアを訪れた際にアル・ガディ・ローズ・ファクトリーに立ち寄ってみてください。ターイフの中心部からさほど遠くないところにあるこの工場は、3月初旬から4月末までの収穫期に見学できます。この時期には、地元の農家の人々が年代物のはかりでバラの花びらを量るために外に並んでいる様子を見ることができます。工場にある銅で作られた伝統的な100個の蒸留器は、波型の鉄板の屋根の下に並んでおり、蒸留のシーズン中はほぼ絶え間なく稼働しています。1度に1台の蒸留器で数万枚の花びらを蒸留し、数リットルのローズウォーターが生産され、わずか12gが1,600リヤル(SAR)で取り引きされます(430ドル(USD)に相当)。1シーズンで15名のチームが、ほぼ24時間体制で1億枚近いバラの花びらを処理することもあります。

ターイフでバラの製品を購入できる場所については、visitsaudi.comをご覧ください。

 

—Didi Gluckは、Travel + Leisure、JWM、マリ・クレール、ハーパーズ バザー、エルなどの雑誌に旅行、文化、スタイルについての記事を20年以上執筆しているジャーナリストです。

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